「しんかい6500」に乗るには?何が必要?

ほとんどの人が知らない世界を見ることができるなんて、わくわくするね。
まだまだ謎が多い海の中。深海には知らない生物が生きていて、生命の起源を知ることができるともされている。
潜水船からの景色は、驚かされるものばかりだろう。

そんなしんかい6500に乗れるのは、船長、副操縦士、研究者の計3人。
しんかい6500に乗って深海に行くための現実的な話をしよう。

しんかい6500のパイロットを目指す

潜水船の操縦士は世界で約40人ほど。そのうち日本人は14人が活躍している。

日本海洋事業に入社

しんかい6500の操縦を任せられているのは、日本海洋事業の社員。
しんかい6500に乗りたいなら、日本海洋事業に採用されるか、その下請け会社に採用されるしかない。
とはいっても、パイロット募集ではなく、「運航チーム募集」となっているので、ほかの船のチームに入れられることもある。
けれど、しんかいチームに入ることができれば、全員がパイロットになれる可能性がある

募集要項には「電気電子、機械、海洋工学など工学系の大学を卒業していること」とある。
商船や工学系を学べる高等専門学校もあり。
操縦士は海洋生物にくわしいということより、しんかい6500という機械を理解して、安全に動かすことが求められるからだ。
しんかい6500や深海への熱意をバネにして、勉強をがんばろう。

参考:2020年度「深海技術員」募集要項
https://www.nmeweb.jp/images/recruit/saiyo/2020_shinkaigujutubu.pdf

新人は整備から

日本海洋事業に入社すると、多くは船の整備から始まる。
コ・パイロット(副操縦士)になるには、整備の実務経験が3年以上、訓練での潜航回数が5回以上という条件がある。
ただコ・パイロットはほとんどモニター越しでしか深海を見ることができない。
しんかい6500ののぞき窓から直接見ることができるのは船長や研究者だ。船長は実務経験にくわえて、しんかい6500の設計図をすべて理解して、すべての部品を組み立てられるほどの能力を求められる。
船でトラブルがあったとき、どこが怪しいか、どんな症状が考えられるかがわからないといけない。

最後は司令の判断

整備士をパイロットにするかどうかの決定権は司令にある。
適性を見られて、ずっと整備や、ほかの船の担当になることも十分ある。
どんな人が司令にパイロットを任せられるのかは気になるところだが、もちろん明確なものはない。
船の整備作業には5段階の評価がつけられるようになっているが、整備作業をすべて5と評価されても整備士のままかもしれない。
ただ熱意を同じぐらいもっている人が2人いた場合、パイロットに選ばれるのは仕事を評価されている人であることは間違いない。
目の前の仕事にどれだけ取り組めるか、そしてしんかい6500や深海への熱意をいつまでも忘れないことが必要。なかなか厳しい道のりだということを覚悟しよう。

研究者を目指す

しんかい6500には研究者も1人乗れることになっている。
誰でも乗れるわけではなく、JAMSTECの研究員になったり、JAMSTECの公募に応募して選ばれなければいけない。

JAMSTECの研究員募集には、以下のような学問を修了して、博士号を取得することが最低の条件だ。
・海洋学
・海洋生物学
・水産学
・分子生物学
・微生物生態学
・地質学   など
そしてJAMSTECに認められるような論文を出そう。
深海や深海生物への熱意がいつまでも本物なら、あなたもきっと深海に行けるときがくる。


2018年10月18日には、パイロットを1人にして、研究者2人を乗せた潜航が初めておこなわれた。この体制が通常になると、しんかい6500のパイロットへの道はますます厳しくなるだろう。

未知の世界に行くためには、それ相応の努力を求められる。
勉強でもなんでも、目の前の課題をクリアして、深海を目指そう。

画像クレジット:JAMSTEC

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