ブルー・ベイビーというゲームを知っているだろうか。
海外の子どもたちのあいだで流行っていた、いわゆる霊を呼び出す遊びだ。ブラッディ・メアリーに似ている。
ベイビー・ブルーの内容を紹介するが、決して実行しないほうがいいと忠告しておく。
ブルー・ベイビーにはどんな背景があるのか
ある母親のもとに生まれた赤ちゃんは、生まれつき青い目をしていた。
青い目が気に入らなかった母親は赤ちゃんを風呂場に連れていく。鏡を割り、その破片で青い目を引き裂いた。泣き叫ぶ赤ちゃんをトイレに連れて行き、赤ちゃんを水に流したという。
ベイビー・ブルー・ベイビーは、この赤ちゃんを腕に呼び寄せるというゲームだ。
ブルー・ベイビーの遊び方

まずはお風呂場に行こう。電気を消した状態で風呂場に入り、カギをかける。
そして鏡を見つめながら、赤ちゃんを抱っこしているように腕をかまえ、赤ちゃんをあやすように揺らす。
「ベイビー・ブルー、ブルー・ベイビー」という言葉を13回、間違えずに唱える。
手順を正しくおこなうと、目には見えないが、突然、腕に赤ちゃんのような重さを感じる。ずっと抱いたままでいると、目に見えない赤ちゃんがどんどん重くなり、あなたの腕は痛みだすだろう。
抱くことができなくなる前にトイレへ急ぎ、目に見えない赤ちゃんをトイレに流さないといけない。
途中でうっかり赤ちゃんを落としてしまうと、どこからか赤ちゃんの泣き声が響く。
赤ちゃんを拾い上げられず、ずっと風呂場にいると、赤ちゃんの泣き声がどんどん大きくなる。
そして、鏡の中から母親と思われる女性があらわれる。女性の目は青く、「怒り」と「狂気」に満ち溢れている。あなたをじっと睨みつけながら、鏡から這い出てくる。
母親は鏡が割れるほど大声で何かを叫んだあと、落ちた破片をもってあなたに近づく。あなたを青い目の赤ちゃんと同じようにするために。
ブルー・ベイビーの都市伝説

女の子数人がブルー・ベイビーを知り、グループの一人、エマの家で遊んでみることにした。彼女たちは誰もゲームを信じておらず、ありえないと思っていた。からかい半分でエマ一人が浴室に入り、ブルー・ベイビーをおこなった。
エマは鏡に向かって立ち、腕を伸ばし、「ブルーベイビー、ベイビーブルー」と唱え始めた。
13回唱え終わり、何も起こらない。やっぱりウソだったんだ!とローラが笑った瞬間、頬や腕を爪でひっかかれるように感じたという。さらに、赤ちゃんのような重みを腕に感じた。
あまりの気味悪さに、エマは腕を振り払って逃げ出したくなったが、「落としてはいけない」ことは覚えていた。しかし、あまりの恐怖にエマは走り出すことすらできず、立ちすくんでしまった。
どんどん腕が重くなっていき、必死に腕に力を入れていると、鏡に目が入った。鏡に恐ろしい何かを見つけ、エマは悲鳴を上げた。
エマの友達が悲鳴を聞きつけ、バスルームのドアを開けようとしたが、中からカギがかけられていたため、すぐに助けることができなかった。
友達の一人は近所へ走り、大人を呼び、カギを開けて中に入った。
エマは床に横たわっており、目にはひっかき傷のような赤い跡がたくさんつけられていた。
友達ら数人が浴室からエマを運ぼうとしたが、重くて見えない何かがエマを地面に縛り付けているかのようで、動かすことができなかったという。
実行するときは自己責任で。
絶対にからかい半分でやらないことだ。