タイムトラベルは理論上、可能だとされている。アインシュタインの相対性理論によると、時間は物体の速度に応じて加速または減速する。つまり人が高速で空間を移動することができれば、タイムトラベルは可能ということだ。タイムトラベルを証明した、6人の未来人をご紹介しよう。
1.存在しない国から来た旅行者

1954年、一人の白人男性が『存在しない国のパスポート』をもって日本に来訪した。
入国管理局は偽造パスポートを疑い、白人男性を詰問。白人男性は「トレード共和国から来た」と話した。
彼は国際的な企業に勤めており、仕事の関係で日本に来たという。さらに、過去に三度、来日もしているらしく、実際にそのパスポートには日本の入管の印が押されていた。
しかしトレード共和国という国は地図上に見つからず、白人男性が勤めているという企業の名前も出てこない。
そのため局員は、男性に地図を差し出し、トレード共和国とはどこか、を聞くことにした。男性は地図を見て、一度とまどいを見せたように思われたが、フランスとスペインのあいだにある、アンドラ公国という国を指した。
「アンドラ公国から来たのか」と局員がたずねると、男性は「アンドラという国は聞いたことがない」と返す。
ついに男性は怒りだし、政府の高官と話がしたいと要求した。入国管理局がいたずらに自分を拘束しようとしていることや、日本に予約してあるホテルに行く許可がほしいと訴えようとしたのだ。
彼のバックから日本のホテルという予約券も見つかったが、そのホテルもまた存在しなかった。
男性は要注意人物として拘束され、局員の付き添いのもと、ホテルに泊まることになった。部屋の外には監視がつき、夜通し見張るといった厳重態勢である。
しかし、その翌朝には部屋から男性がいなくなっていたという。部屋の外には見張りがいたし、窓の外には足をかけて降りられるようなところはない。
まったく人に見られず、逃げるのは不可能であった。その後も、政府関係者による捜査がおこなわれたが、見つからず。
彼はいったいどこから来て、どうやって去ったのだろうか。
2.2256年から来たアンドリュー・カールシン

2002年、未明の投資家アンドリュー・カールシンが、株式取引で元手10万円ほどだったものを、たったの2週間で、約420億円にまで利益を上げた。
当時、株式市場は低迷しており、利益が出にくい状況であった。そのためカールシンはインサイダー取引を疑われ、逮捕された。
FBIによる尋問が始まると、カールシンは「私は2256年からきた未来人だ」と供述。もちろんその場にいた誰もが信じなかったが、彼は3つの予言をしてみせた。
- 「2003年3月20日からイラク戦争が勃発する」
- 「ビンラディンはアボッターバードに潜伏している」
- 「将来、石油を作り出すことができる」
このうち、イラク戦争と、ビンラディンの潜伏先はピタリと当たった。石油の精製も今では「実現可能」といわれており、研究も進んでいる。将来的には予言が当たるかもしれない。
しかし、これらの予言を聞いてもFBIが対応を変えるわけもなく、カールシンは投獄された。が、匿名の人物が約1億円の保釈金を支払い、カールシンは解放されたという。
それから彼は完全に姿を消し、行方はわからない。もしかしたら自分の時代に帰ったのかもしれない。
3.YouTubeにあらわれた未来人「ノア」
2018年にYouTubeチャンネルApexTVが、「ノア」と名乗る男性と嘘発見器の映像を公開した。
「ノアは2030年からやってきたのですか?」と映像の中でナレーターが聞き、ノアが「はい」と答えると、嘘発見器は「TRUE(正しい)」と表示した。
撮影の緊張の中でウソをつけば、必ず動揺が出ると思われたため、この結果は視聴者を驚かせ、信ぴょう性を高めることになった。
2030年から来たというノアは、このような予言をしている。

「2028年にエイリアンが地球に住みはじめる」
ノアいわく、エイリアンは私たち人間と同じような容姿をしており、知能も同じぐらいだという。
「北朝鮮と韓国のあいだで戦争が起きる。この戦争にはアメリカと日本が関わることになる」
「2028年には、政府からタイムマシンが公表される。」
不穏な予言もあるものの、これから8年後のタイムマシン発表は楽しみだ。
4.未来の自分に会ったハカン・ノルドクビスト
ハカン・ノルドクビストは、自宅の流し台が水漏れをしていることに気づき、水道管の奥を修理しようと流し台の下にもぐりこんだ。すると、何の拍子か、流し台の向こう側に出てしまったという。
その先は2046年らしく、彼はそこで70歳の自分と出会った。顔の作りや髪質、身長も同じぐらいで、偶然にも同じ場所に同じタトゥーがあったそうだ。そんな70歳の自分と記念写真まで残している。

5.西暦6000年の写真を公開した未来人

西暦6000年の未来からやってきたという青年は、「未来の都市の写真を撮った」として、YouTubeに公開した。
写真がブレているように映っているのは、タイムトラベルの影響だという。タイムトラベルをすると物や人がゆがむらしく、別のタイムトラベラーは臓器がひとつなくなってしまったそうだ。
興味深いことに、6000年後からやってきた未来人は、もともと1990年代の人間。政府の極秘プロジェクトにより、タイムマシンを使って未来に送り込まれたという。そのため、写真は昔のカメラで撮ったもの。
彼の話が本当なら、すでにもうタイムマシンが完成していることになる。
彼が話す西暦6000年は、政治などを高度なAIが管理し、秩序と平和が守られている完全な世界。脳の情報を丸ごとアップロードする技術もあり、死なない人々が存在しているという。
6.大地震を的中した「2062年の未来人」
2010年、掲示板2ちゃんねるにあらわれた2062年の未来人。未来人は日本人であり、2ちゃんねるが2010年の人気サイトだと知って、つい書き込んでしまったという。
未来人2062は、とても近い未来の予言を的中させたことで一気に話題になった人物だ。
まず東日本大震災。この大地震が起こる前、未来人2062は「人口の変化につながるようなことを明言するのは許されていない」といったが、わかりにくい暗号文のような字で「山に登れ」という忠告を残した。その4か月後、山に登れば助かっていたかもしれない『東日本大震災』が起こる。
さらに未来人2062は「今度は2016年4月15日に、掲示板に書き込む」と残し、一度掲示板を去る。そして2016年4月14日から16日、熊本地震が発生。震災に関する予言を二度も的中させたのだ。
また彼は掲示板にあらわれたとき、どのような質問でも答える、といって多くの質問を募っている。
「2062年には働き方はどうなっているのか」という質問にたいして、「ほとんどが自宅で仕事をしている。もちろん会社によりけり。」と回答。
2020年に起こったコロナ騒動でリモートワークが増えたことが関係しているのだろうか。
さらに今、もうひとつ気になる質問。
「日本が大きく変わるのはいつ?」
未来人2062は、「2020年代後半」と答えた。
2020年後半、コロナ、首相の退任など、たしかに多くの変化があった。これから日本がどのように大きく変わるのか、気になるところだ。
参考:Fleasia 2062から来た未来人とは?未来には何が起こる?
JOE TIME TRAVELLER' CLAIMS HE TOOK THIS PHOTO IN THE YEAR 6000
indy100 8 bizarre things YouTube 'time travellers' have said about the future