キュートともいわれるし、一部では怖いとも思われているエルモ。海外では子どもへのギフトによく選ばれている。
2008年、アメリカに住むポーマン一家の父は、息子のジェームズにエルモの人形をプレゼントした。
エルモ人形シリーズ「Elmo know your name」。設定をすると、持ち主の名前と、決まったいくつかの単語の音声が流れるようになっている。
しかし、電池を入れたとたん、エルモ人形はシステム通りに動かなかった。エルモ人形は歌い出し、「キル ジェームス」と唱えたという。
もちろん親は設定していないし、キルという単語をいれるわけがない。
エルモ人形のなかに何かが入ってしまったのか?
人形の中に何かがいる…そんな世界の怖い人形たちをご紹介しよう。
5人の子どもたちが恐れた人形

1968年、チャーリー人形はニューヨーク州にある住宅の屋根裏から発見された。
屋根裏にはたくさんの荷物がしまわれており、チャーリーはトランクの中に入っていたという。
チャーリーの梱包材として使われていた古い新聞紙は「1930年代」となっていた。つまり1930年にトランクにしまわれたことがわかったが、チャーリーが何年につくられたものかは不明。
家族には5人の子どもがいたので、そのままリビングへ持っていき、子どもたちのおもちゃにチャーリーを加えた。
それから奇妙なことが起こり始める。
チャーリーはほかの人形たちと一緒に棚の上に並んでいたが、ときどき、別の場所に移動されていた。
両親は、5人の子どもがイタズラをしたと思い、注意したが、誰も「知らない」と答えた。さらにおそろしいことを、4歳の末っ子が両親に告げたという。
「夜にトイレに行こうとしたら、チャーリーに話しかけられた。」
両親は子どもの妄想か、寝ぼけていたんだと考え、三女の話を軽く流してしまった。
それから、子どもたちはみんな何かを見たようで、5人とも夜にトイレへ行くことを拒否し、チャーリーが置かれた棚には近づかなかった。
親たちも少し人形を「危険」だと感じていた。そんな不安を確信に変えたのは「末っ子につけられた傷」だった。
ある日、末っ子にひっかき傷がたくさんできていたため、両親が聞くと、「チャーリーにやられた」と答えたのだ。
両親は、もといた屋根裏のトランクにチャーリーを再び閉じ込めたという。
少年と人形の女の子が描かれた絵
ガラスのドアの前に少年と、その隣に同じぐらいの大きさの人形が立っている。アーティストのビル・ストーンハムが作成した「The Hands Resist Him」という絵だ。
この絵は2000年、eBayという海外のネットオークションサイトに、匿名の販売者から警告付きで売られた。
匿名の販売者は、カリフォルニア州に住むカップルだという。
カップルによると、少年と人形は夜に部屋を動き回り、絵から消えていたこともあったそうだ。
さらに絵を実際に見た人はみんな気分が悪くなり、体の力が抜けたような感覚がしたと報告している。幼い子どもは絵を見たとたん、叫びながら部屋から逃げ出した。
爆発のような熱風を感じたという人もいた。
ウェブ上で絵を見た人すら、不安・恐怖を感じたらしい。
⇒実際の絵(Wikipedia)*閲覧注意
閉じ込められるのを嫌ったPupa
Pupa人形はイタリアに住む少女のために、1920年代につくられた。少女はPupaをとても気に入り、生涯の友達にした。
その少女いわく、Pupaは生きていて何度も話をしたそうだ。また人生の中でPupaに助けられたこともあったという。
異変が起きたのは、その少女が亡くなった2005年から。
Pupaは残された家族によって、ガラスケースに飾られることになった。
それから、ときどきガラスケースを叩くような音がしたり、ケースの中で人形の位置が変わったり、腕や足を組んだりした状態で見つかったという。
ある日、ガラスケースが汚れているように感じたので、家族がケースを外し、掃除をしようとした。
ケースの内側を曇らせ、拭こうとしたところ、メッセージがはっきりと映る。
ガラスケースには「Pupa キライ」と、しっかり内側から書かれていた。
Pupaはそれからどうなったのか、現在の居場所はわからない。
⇒Pupaの画像(参考記事より)*閲覧注意
目を閉じた瞬間が映った人形

海外で活動する、2人のゴーストハンターが撮った写真が、多くの人を震え上がらせた。
グレイグ・ジョーンズとマット・ウッドは、ノッティンガム州マンスフィードにある廃墟で、ジャネットという人形に出会う。
近づくとめまいや頭痛がしたり、奇妙な声や足音がしたりするという、いわくつきの人形だった。
2人は超常現象を求めるハンターであり、いわくつきの人形と一緒に写真を撮りたいと思っていた。そのため2人はジャネットを真ん中にして、笑顔で写真を撮った。
⇒写真(参考記事より)*閲覧注意
スリー・ショットの写真には、ジャネット人形の目が閉じているかのように映ったのだ。
2人によると、その人形はまぶたもないようであったし、アイシャドウをしていたことも写真で初めて知ったそうだ。
その証拠に、2枚目に撮った写真にはしっかり瞳が映っている。
また目を閉じる瞬間をもう一度おさめようと何度もシャッターを切ったが、目を閉じた瞬間は1枚だけにしか映らなかったという。
「人形の中になにかが入っている」奇怪な事実が、カメラにおさまってしまったようだ。