ホラーゲームじゃない普通のゲームをしていたはずなのに、不気味な現象に出会ったことはないだろうか。
有名なゲームでいうと「ポケモン」だろう。ポケモンはシリーズごとに幽霊に会ったり、恐ろしい背景が潜んでいるような気がしたりする。
ポケモンを含めて、ホラーゲーム以外で起こった5つの怖いウワサをご紹介しよう。
1.ラベンダータウン症候群

「あなた ゆうれい は いると おもう?」
今の世代の子たちは知らないだろう。1996年2月27日にリリースされたポケモン赤緑。初代のポケモンゲームだ。
ポケモンにはたくさんの怖い都市伝説があるが、この赤緑に出てくる「シオンタウン」を超えるものはない。
シオンタウンには、ポケモンの大きな霊園があり、ゴーストタイプがよく出没する。
ある道を通るのに、なぜか幽霊がしつこいほどに邪魔をしてきたり、ロケット団がポケモンにおそろしくヒドイ実験をしていたりなど、悲しいエピソードがつまっている街だ。
まずシオンタウンに着くと、周波数がおかしい奇妙なBGMが流れる。当時はこのBGMを聞きたくなくて、多くの子どもが音量をオフにしたり、ポケモンセンターに急いだりした。
海外のウワサでは、このBGMを聞いて自殺した子どもが100人以上いるとされている。
「自殺した子どもの家を調べたら、ポケモンのセーブデータがすべてシオンタウンで止まっていた」
日本でもポケモン赤緑が発売されてから、12歳の子どもたちが相次いで自殺に走ったり、病気になったりしたそうだ。
これらの現象は「ラベンダータウン症候群」と呼ばれている。
また怖いのは、シオンタウンで一人の女の子に話しかけると、「あなた ゆうれい は いると おもう?」と聞かれること。
『いいえ』と選択すると、
「…あはは そうよね! あなたの みぎかたに しろい てが おかれてる なんて ・・・あたしの みまちがいよね」
2.Taboo:sixsence

「何が起きても自己責任」
ほとんどの人が聞いたことがない、といわれるほど珍しいものだが、実は任天堂が1989年にリリースしたビデオゲームだ。
タロット・シミュレーションゲームであり、名前・性別・生年月日を入力すると、過去や未来、問題などをタロットで占ってくれるゲーム。
なにも不自然なことはないはずだが、なぜかこのゲームは任天堂が初めて「14歳以上がプレイするように」と指定した。
さらに「娯楽の目的だけに使用」「何が起きても自己責任」と奇妙な注意書きがされた。
海外で広がっている都市伝説では、Tabooのタロット占いが、何人かの若者の死を予言したとされている。
3.マインクラフトにあらわれた謎のプレイヤー

2010年、マインクラフトで謎のプレイヤーを目撃したという報告が多くあがった。
そのプレイヤーは「Herobrine(ヒロブレイン)」と呼ばれる。
ヒロブレインは普通のプレイヤーと同じ姿をしている。ちがうのは、目が真っ白になっていることだ。
一人でしかプレイできないはずのワールドに突然あらわれ、木を切り取ったり、モンスターを倒したりしているらしい。家の中にまで入ってきたという声もある。
ヒロブレインに近づこうとすると、霧の中に逃げていく。または角を曲がったりすると、もうそこにいない。
あるユーザーが、ヒロブレインを突き止めて調べたところ、Herobrineはスウェーデン人に使われる名前であり、ノッチという人物の兄弟であることが明らかになった。
そこでノッチに「ヒロブレインという人はいないか?」と聞くと、ノッチはこう答えたそうだ。
「ヒロブレインはいないし、一度もゲームをプレイしたことはない。」
しかし、ヒロブレインの目撃情報が世界中で多く寄せられている。たくさんの人が見たヒロブレインとは、いったい何なのだろうか。
4.Pale Luna

Pale Luna(ペール・ルナ)は1980年代にアメリカでつくられたコンピューターゲームだ。
このゲームはほとんどテキストだけで進む。
起動画面は「あなたは暗い部屋にいます。月の光が差し込んでいます。」と白い背景に、テキストだけ。
「ここには金とシャベル、ロープがあります。」
「東側に扉があります。」
そして、どのアイテムを持っていくか、扉を開けて外へ出るか、のコマンドが出る。
コマンドを選択すると「あなたは森の中にいます」という画面に変わり、東・南・西・北、どちらに進むかを聞かれる。
それからはバグが多く、北以外の方角を選択すると、ゲーム画面がフリーズし、再起動しないといけなくなる。
ゲームの言う通りに北へ進んだあとも、「金を使ってください」「シャベルを使ってください」と指示が出るが、いざ使おうとすると「ここじゃない」や「今はやめよう」といった表示が出てきて、何も進まない。少ないユーザーをムカつかせ、ディスクを捨てさせた。
海外のファンタジー作家も「不可解で無意味で完全にクリアできないゲームだ」と批評した。しかし、作家に知名度があったために、この発言で、Pale Lunaが注目をあびるようになった。
そしてマイケル・ネヴィンズという人物がPale Lunaに興味をもち、完全クリアを目指してプレイする。5時間以上かけて、なんとかネヴィンズは新しいテキストを出すことに成功した。
「Pale Lunaは、ほほえんでいます」
「地面がやわらかい」
「ここ」
というコマンドが表示され、金・シャベル・ロープすべてを使用。「おめでとう」という文字のあとに、不規則な数字の羅列が表示された。
ネヴィンズはこの数字の意味を考察し、経度と緯度をあらわしていることを発見。不規則な数字は、ある特定の場所を指していた。
ネヴィンズはシャベルやコンパスをもって、その場所に向かった。
ゲームに対応しているかのように道のりが同じで、森に入り、ずっと北に進んでいて、彼はワクワクしたという。
数字の指す場所に着くと、たしかに土がやわらかかった。宝物かもしれない。
シャベルに当たったのは、ブロンドの髪をした頭だった。
ネヴィンズは驚き、あわてて警察に連絡をした。その少女は、カレン・ポールセンという少女であり、1年前から行方不明になっていたことがわかった。
警察はPale Lunaのクリエイターを特定しようとしたが、システムが複雑であり、当時のネット環境が今ほど整備されていなかったため、発見できなかったという。
カレン・ポールセンの体もまだ見つかっていないらしい。
5.海外で起きた、ポケモンGOの不気味な話

ポケモンGO、スマホにもうインストールしているだろうか。
海外で起きた不気味な話をご紹介しよう。
あるグループが、ポケモンを求めて夜の墓地近くを車で走っていたときのことだ。
ポケモンGOの画面に、ポケストップがある場所が表示される。しかも、たくさん!(ポケストップはアイテムがもらえる場所のこと。)
少年たちは車を降りて、ポケストップがある場所へ急いだ。
それは墓地がある霊園の中に続いている。少年たちが画面だけを見て夢中で歩いていくと。
光り輝くポケストップは、すべてのお墓の上に置かれていたらしい。
お墓から何かが手に入ると思うと、かなり不気味だ。
参考:whatculuture、THEGAMER、CBR.com、Bustle、GRUNGE など